2017/07/10 18:34
劇団21世紀枠第13回公演「リングワンダリング2017」無事に終演致しました。
公演が終わってから、ちょうど一週間ほど経ちました、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こちらは、公演が終わって稽古がなくなりぽっかり心に穴が開いたような気がしている今日この頃……
では全然なく、終演後の事務作業や、助成金の報告書作成等に始まり、次回公演のための準備、洞窟旅行の用意まで、
と公演前と変わらぬ忙しさで日々が進んでいます。
梅雨の湿度も相まって、なかなかハードな行軍になっていますが、我々がこうしていろいろと企画したり
良からぬことを考えたりできるのも、観に来てくださる皆様のおかげです。
改めまして、劇団21世紀枠第13回公演にお越しくださった皆様、本当にありがとうございました!
今年のリングワンダリングは1ステージ15席のキャパシティで6ステージ、計90席の公演でしたが
皆様のおかげで、また手売りを頑張った団員のおかげで94名のお客様を迎えることができ、
また芝居も各回上々の仕上がりで良い公演になりました。本当にありがとうございます。
良い機会ですので、劇団の近況などつれづれとここに書き捨てておきます
今回、超満員のお客様が来られたのに赤字の公演になりましたが、これには劇団の方針が関係していまして
過去、何度かしょぼしょぼの黒字を出してきた当団体ですが、そのたびに稽古日数を増やすなど
作品の質を上げるために経費を徐々に増やしております、その分、作品の安定感も徐々に増してきているのが現状です。
単純に公演経験が増え、団体の地力が上がっているだけという気もしますが……まあ、金銭面での安定も
劇団の力ですし……
最盛期は200人の来場者数(大学を卒業してすぐの、大学生を動員できた時代の話ですね)だったので、
94名の来場者数は数字の上ではまだまだ最盛期の半数ですが、劇団の実感としては、水増しされていた
来場者数が実際の数まで減少して、底を打って、この公演で上昇を始めたという感覚です。
虚飾がはがれ切った後、本当の成長が見え始めたという感じです。
王道的な劇団運営で考えれば、虚飾で稼いだ動員数でホールを埋めて、人気感を演出して
そのループで雪だるま式に公演規模を大きくしていくのがまっとうなサクセスストーリーなわけですが
よくもわるくも、石にかじりつくように神戸の地で、普段誰も演劇に使わない空間で公演を重ね
王道から外れていく中で、無理せず洗練されていった部分が今劇団の地力として残ったのは
もしかして、すごく幸運なのかもしれません。
というわけで、団体は海の底でついに上昇を始めました、と勝手に宣言しておきます。
そして、この機を逃さず、神戸にとどまらず、活動を拡げていく所存です。
公演にお越しの方の中にはもう知ってる方もいるかもしれませんが、次回の劇団21世紀枠の公演は
雪の降る頃、神戸にとどまらず、行う予定です。
いつもご覧になってくださっている皆様、今まで通りつかず離れずの距離感でよろしくしていただければ
と思います、そしてまだ我々の事を知らない皆様も、今ならまだまだ昔から知ってた感じの層に入れます!
これから先、落ちぶれようのない団体です、一回観に来てください! よろしくお願いします!
椋原メトロ