2019/06/23 23:03

どーも、劇団世紀21枠です。
リングワンダリング2019ネタバレ第三弾です。見たくない人は早めのブラウザバックをお願いします。

本日のネタバレタイトルは「宇宙人、人を書く。」です。
若干間に合ってない感じですがどうにか公演の前週までに出そろいました!

というわけでさくっと写真ドーン! 出演するのはこの4名。前列左から、葛切、藤谷宗弘、後列左から今田翔大、都呂路あすか、です。

この記事はあと三分くらいで読み終わります(きっと)

目次
・前書き
・こんな人におすすめ
・本編の見どころ

前書き
宇宙人、人を書く。は三つの短編の中で、一番脳みそ軽い感じで楽しめる部分を含んだ短編です。
見る人によってはシュールコメディ的な要素以外に目が行って感動してしまうかもしれません。

というのも、一昨年くらい前から、わりと意識的に人間の共感能力を悪用して感動を催させようという悪だくみをしていまして
マラソンとかって人が走ってるだけで冷静に考えると何も面白くないんですが、駅伝とか見ていると無性に泣けてくるんですね
それはもう、単純に苦しんでいる人間を見ると共感してしまって泣けてくるというそれだけなんですけど。
そういう人間の心というか本能を悪用しつつ、主張に説得力を持たせようという作品がこれです。

こんな人におすすめ
・コメディ好きな方
・シュールな場面で笑いをこらえるのが好きな人
・生きるのが苦しくなってきた人(軽度)


本編の見どころ
見どころ1
作品の冒頭から最後まで人間一人を持ち続ける男性の苦悶の表情。
これはもう、結構な割合で演技ではない気がしますが、相当にリアルな表情で苦しみます。
男性が女性を落とせば女性が死ぬという状況を宇宙人に強要されているという設定上、落下=舞台の成立の危機
という緊張感というか現実のために、演技でありながら真剣そのもの表情が見られます。

見どころ2
そんな真剣そのものの地球人役二名の前で宇宙人二人が繰り広げるしょうもないコント。
これは背景である後ろの人間が真顔なだけに、相乗効果でシュールな笑いを生み出します。
あまりに露悪的な舞台構成に思わず眉をしかめる良心的観客すら発生するかもしれません。

見どころ3
身体的にきつい条件下で行われる、オチのない説教。
舞台の後半、宇宙人があらかた暴れ終わって舞台の隅に引っ込んだ後、男性と女性の口論の中で行われる謎の説教。
状況が状況だけに真に迫って見える主張の数々は同じ言葉でも、色も速さも違います。
その変化を楽しんで、人間の認知ってこんなにも状況に左右されるんだなあとメタ的な視点からお楽しみください。

ここに書いてあることが本当かどうか確かめるチャンスがまだ残っています(2019/6/23現在)
どうか皆様、劇場まで足をお運びいただき、実際に観劇くださるよう、劇団員一同お願い申し上げます。

公演情報はこちら!
http://muzina.saleshop.jp/blog/2019/04/23/200732